塩船観音

(塩船観音山門)

 東京都青梅市の塩船観音で4月下旬から5月中旬までツツジ祭りが開かれます、寺内には10000本を越えるツツジが開花し色とりどりに美しく咲き乱れています。

境内奥の山の斜面一面にツツジが咲き乱れています。

 船塩観音は大化の改新の時代、八百比丘尼により千手観音像が安置したのが始まりとされ、仏教文化が盛んな天平年間に行基により改築され船塩観音と名付けられました。
 室町期には当時この地で繁栄を誇った在地領主の三田氏により手あつい保護を受けて本堂、御厨子、阿弥陀堂、山門・・・他、などが建てられて現在に至ってます。

本堂

 千手観音堂と呼ばれ、木造、茅葺屋根の造りは三田氏により改築された時代の室町形式を取り入れてます。

 これら、本堂、阿弥陀堂、山門などは国の重要文化財に指定されています。

境内のツツジ

 カラフルなツツジと質素な室町文化の寺院と対照的で引き立たせあっています。

 寺内に咲くツツジは江戸期の頃に植えられました。

 船塩観音には庭園は無く寺を囲む山そのものが自然の庭と成っているのです。

多摩方面へ
武州の城topへ