川越城の遺構1(城郭西)

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 西側の外郭に設けられた大手口で現在の川越市役所前に位地しています、門前には横矢の仕掛けをかねた馬出郭が存在していました。

 川越城の縄張は東西800m、南北600m総面積は大凡46000坪です、西側から東西二区画に分かれた二重の外郭が連なり東西双方の外郭には一箇所づつ大手が築かれています、次いで三ノ郭、主郭が形成され主郭に並ぶかたちでニノ郭が存在していました、東端から北方向へかけは帯郭が主郭、ニノ郭を半面囲むかたちで築かれ南東側には川越城の水郷の水源である大沼が在りました。

西大手口

 西大手に関係した施設か?市役所前の交差点脇で発掘調査が行われていました。

西側の外郭

 二重の外郭のうち西側の外郭で主に家臣団の屋敷群が建ち並んでいました。

東側の外郭

 西の外郭と水郷、土塁を境として東側に形成されていた外郭で郭内の北側は家臣団の屋敷群、南側は衆判所、郡代所と諸政務、民事を行う為の役所がおかれていました。

南大手口

 東側の外郭に設置された大手口で西大手と同じく馬出郭が設けられています、江戸期には東の外郭に民事などの諸政務を行う役所が設けられていた為に一般人の入城はこの南大手を利用していました。

中ノ門と掘

 東西外郭をつなぐ虎口で横矢の仕掛と成っています、現状掘址が復元されています。

三ノ郭

 東外郭の更に東は三ノ郭で南北に長く南には馬屋が配置され北には重臣又は城代クラスの居住であったか慶応年間の古図面に比較的規模の大きい屋敷が画かれています。